TBS系 『王様のブランチ』の 本コーナーで紹介されてた
『星守る犬』という漫画を読みました。
村上たかしさんHP冒頭、主人公のおとうさんとその愛犬ハッピーの白骨化した死体が発見されるところから始まります。
完全に悲劇ではあるんですが、そこには救いがあります。
どうしてそこに行き着いてしまったのか、その死への旅がこの物語の大部分を占めています。
なのに、悲劇へ向かうのに、なんかうらやましさを感じちゃうんですよね。
飼い主と犬だけの幸せな、濃密な時間。犬好きの人が読むと、ちょっとたまらんと思います。

この本はたぶん、 「悲しい」 「さみしい」 「せつない」 「かわいそう」 「哀しい」 と
表現されることが多いのだろうけど、
なんだか、こんな最期も、ちょっとうらやましいかも、幸せかも、って思っちゃいました。
いよいよお金がなくなって、
それでもハッピーのためにジャーキー買ってやったり、
いよいよ体が動かなくなったときに、息絶える前に車のドアを開けるのを忘れない、
そんなおとうさんのやさしさ、
感じ入ります。
短い話だし漫画だけど、心に残るストーリーでした。
機会があったらぜひ読んでみてください。
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コメントどうもありがとう